【蜂場S】7月20日 観察レポート|1号が劇的復活!2号も急成長中

飼育状況

みなさん、こんにちは。「週末ファーム」のブログへようこそ!
週末ファームのやどんです🐝

7月20日に蜂場Sへ観察に行ってきました。

前回(7月4日)から約2週間ぶりです。7月中旬〜下旬は暑さも本番で、蜂たちにとっても管理する側にとっても厳しい時期ですが、果たして2群の様子はどうでしょうか…!

📌 前回の蜂場Sレポートはこちら
【蜂場S】7月4日 内検レポート|ダンゴムシ憩いの場と新女王待ちの1号・急成長の2号


1号群|まさかの劇的復活!!

前回(7月4日)の状態

夏分蜂の影響で蜂の数は少なめ。巣板の露出が目立ち、王台が確認された状態で新女王の誕生を静かに待っていました。

今回(7月20日)の状態

Screenshot

蜂量が劇的に復活していました!!

前回は露出していた美しい黄色い巣板が、今回はびっしりと蜂で覆い尽くされて見えないほどになっています。

これはおそらく、前回確認した王台から新女王が無事に誕生し、交尾飛行を経て産卵を開始。そこから新しい働き蜂たちが次々と羽化してきたことで、群がここまで急拡大したと考えられます。

いわば1号群の第二章の幕開けです😊

あの静かだった群が、たった2週間でここまで復活してくれるとは…
蜂の生命力には毎回驚かされます。


2号群|蜂球がどんどん下へ降りてきた!

前回(7月4日)の状態

入居が遅めだったため、箱の右上奥にコンパクトな蜂球を作って固まっている状態。
元気なシュマリング音が確認されていました。

【養蜂雑学】ミツバチの不思議なシグナル「シュマリング」ってなに?

ニホンミツバチを観察していると、巣箱から突然**「シュー…シュー…」「ザーッ、ザーッ」**という音が響いたり、蜂たちが波打つように一斉に体を震わせたりする現象に出会うことがあります。

実は自分も最初は「え、何?怒ってる?病気?」とびっくりしました(笑)

これを養蜂用語で**「シュマリング(Shimmering)」**と呼びます。


シュマリングってどんな行動?

「シュマリング(shimmer)」は英語で「チラチラ光る」「きらめく」という意味があります。

スズメバチなどの天敵が近づいてきたり、巣箱に振動が伝わったりしたとき、巣の中にいる数百〜数千匹の働き蜂たちが一斉に羽や体を動かして「音」と「波」を作り出します。

  • 音のイメージ:「ザーッ…」「シューッ…」という、まるで波が押し寄せるような一斉の羽音
  • 見た目のイメージ:サッカースタジアムの観客席のウェーブのように、蜂の表面がサッと波打つ現象

文字で説明するのが難しいのですが、一度聞いたら「あ、これがシュマリングか!」とすぐわかる独特の音と動きです。


なぜシュマリングをするの?

蜂たちがシュマリングをする理由は主に3つです。

① 外敵への威嚇
「ここには大勢の仲間がいるぞ!手を出したらタダじゃ置かないぞ!」と、大きな集団であることをアピールして敵を追い払おうとします。

② 天敵の狙いを狂わせる
スズメバチなどが襲撃してきた際、一斉にキラキラと体を動かすことで敵の視界を眩ませ、個体の狙いを定めさせにくくする効果があります。なかなか賢いですよね。

③ 仲間への警戒警報
「敵が来たぞ!全員警戒!」という合図を、振動や音を通して一瞬で巣全体の仲間に伝える連絡網の役割も果たしています。


セイヨウミツバチにはできない、ニホンミツバチ特有の行動

実は、養蜂でよく飼育されるセイヨウミツバチはこのシュマリング行動を基本的に行いません。

日本の厳しい自然の中でスズメバチと長年戦い抜いて進化してきた、ニホンミツバチならではの知恵と防衛本能なんです。

ニホンミツバチを飼っていると、こういう場面で「この子たちはすごいな」と改めて感動させられます😊


内検時の「元気のバロメーター」にもなる

内検時に巣箱をそっと観察したとき、元気に**「シューッ!」とシュマリングの音が返ってくると「よし、群れがしっかり結束していて元気だな!」**という確認にもなります。

逆に言えば、シュマリングが弱かったり聞こえなかったりするときは、群の勢いが落ちているサインのひとつとも読めます。

自分も内検のたびに「今日はシュマリング元気だな」「今日はちょっと静かだな」と確認するようになりました。養蜂を続けるうちに、こういう小さなサインが気になってくるんですよね(笑)


まとめ

項目内容
正式名称シュマリング(Shimmering)
どんな行動蜂が一斉に体を震わせて波と音を作る
主な目的外敵への威嚇・視界攪乱・仲間への警報
どの蜂がするニホンミツバチ特有(セイヨウミツバチはしない)
内検時の意味群の結束力と健康のバロメーター

「シュー!」という音が聞こえたら、それはミツバチたちが団結してお家を守っている証拠です。驚かずに、温かく見守ってあげてください🐝

と、ここで今回の【養蜂雑学】はおしまい。

今回(7月20日)の状態

Screenshot

前回は右上奥に小さくまとまっていた蜂たちが、今回は手前の十字の巣落ち防止棒のすぐ奥まで、分厚い大きな塊となってせり出してきています!

まだ奥にスノコが見えている状態ですが、造巣は着実に進んでいる様子。
手前の壁面や床近くにも蜂たちが元気に動き回っており、非常に活気があります。

夏分蜂の心配がない分、すべてのエネルギーを育児と造巣に注ぎ込んでいる、理想的な夏の過ごし方ですね😊


2群の比較まとめ

1号群2号群
前回の状態夏分蜂後・新女王待ち・蜂少なめ右上奥にコンパクトな蜂球
今回の状態劇的復活!巣板が蜂で覆い尽くされる蜂球が大きく下へ拡大・急成長中
評価超健康・完全復活🎉順調な急成長🎉

2群ともに前回より明らかにパワーアップしています!

猛暑の7月をしっかり乗り切ってくれていることに、まずひと安心です。


これからの時期に気をつけること

7月下旬〜8月にかけては一年で最も暑さが厳しくなり、加えてオオスズメバチの偵察やスムシの活動も活発化してきます。

2群ともこれだけ個体数があれば防衛力は高いですが、引き続き以下の点をサクッとチェックしながら夏のピークを乗り切っていきたいと思います。

  • 巣箱周辺の風通し確保(暑さ対策)
  • 底板のこまめなチェック(スムシ対策)
  • オオスズメバチの出没状況の確認

この調子で夏を乗り切ってくれれば、秋の採蜜が楽しみになってきます🍯

次回の観察レポートもお楽しみに!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
「週末ファーム」では引き続き、日本蜜蜂の飼育記録を発信していきます🐝

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