フローハイブの修理(分解編)

フローハイブ

数年前から使用しているフローハイブを再設置するため、無駄巣などの撤去をするために

メンテナンスをしようと作業をしていたところ、破損部を発見したので

その時の修理様子を記録していきます。

破損部

フローハイブ可動部を動かすための部分の破損に気が付きました。

水道でいうと蛇口のバルブ部分にあたります。

中央部分と両側が完全にパックリと割れていました。

ここは簡単に破損してしまい、破損しても他の可動部は動くので気が付きにくいところです。

ここが破損していると、採蜜することがこの部分だけできなくなってしまいます。

今回、メンテにあたり可動部を動かしていた際一部分だけ稼働していないことに気づき

メンテナンスをすることにしました。

分解方法

と、いうことで分解作業を開始!

分解の手順

  1. 下準備
  2. 上下のワイヤーを外す
  3. フローフレームの分解

という手順になります。

意外とシンプルな構造で分解前に「元通りにならなかったらどうしよう」と思っていましたが、

分解してみたら、案外簡単でした。

分解していきます

下準備

まずは、ワイヤーの通っている場所をマジックで印をしました。

上のワイヤーと下のワイヤーでは捻りの回数が異なるので何回捻ってあるかを確認します。

全てのフローフレームを確認すると

上側が4回捻り(4コブ)となっていて

下側が1回捻り(×印)となっているようです。

このように、印を書いておくと組立時に迷わなくなります。

そして、ワイヤーを外したときにバラバラにならないように上部下部に固定用の紐で結んでおく

上部に記録してある番号は必要ないですが、破損部を見つけやすいように記録。

以上で下準備は完了。

上下のワイヤーの取り外し

ワイヤーを外していきます。

ワイヤーを外すときは、ドライバーなどの金属類で作業しようとすると

破損に繋がる可能性があるので使用しないようにする。

外し方として、ワイヤーとフローハイブの間に紐を通す。

柔らかい紐なら何でもよく、今回私は自宅に余っていた細い麻紐を使用しました。

麻紐をこのようにワイヤーへ通し引っ張りやすいように紐を結と引っ張りやすくなる。

この状態からワイヤーが通っている溝から外します。

その時に力は底まで必要ないですが、引っ張り方にはコツが少し必要で

水平方向に引っ張ろうとすると外れませんので

フローフレーム上部からきているワイヤーの角度と同じ方向へ、引っ張ってあげると簡単に外れます。

ワイヤーが外れた様子がこちら

これで、上部のワイヤー外しは完了

次に下部を外します。上部より簡単に外れる。

上部と同じようにフローフレームとワイヤーの間に紐を通し

引っ張りやすいように紐を結びワイヤーが通っている溝から外す。

フローフレームの背中側の方から外すと外れやすい。

フローフレームが表裏逆になってしまいました。

上部と下部のワイヤーの長さは異なるので、わかりやすいように記録し混ざらないように避けておく

ワイヤーが外れるとフローフレームを簡単に分解できるようになる

分解すると、思っていたよりは単純な構造になっていました。

一つ一つ外すことができて、このように取ることができます。

フローフレームの外側と内側(可動部)と2枚で1セットの構造になんています。

全部で18組ありますが、全て同じ形をしているので順番に決まりはありません。

分解のまとめ

以上がフローフレームの分解方法になります。

分解してみると思ってた以上に簡単で複雑なものは特にありませんでした。

ただ、プラスティック製品なので、硬い金属類の作業や力任せでの作業をするのはおすすめしません。

破損してしまったら、パーツでの購入は負荷になりますので慎重に作業をしましょう。

分解時に一番気を使うのは、上部のワイヤーを外すところです。

ここまで作業を完了すれば、残りの作業は難しくないでしょう。

次回は破損した部分の修理をしていきます。

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