フローハイブの説明に行く前に、せっかく作った巣箱を設置しなければ蜜蜂の入居はしませんね。(^_^;)
今回は巣箱の
- 時期
- 場所
- 届け出
設置について
設置時期
巣箱の設置時期は3月あたりからが良いですが、早くに設置しても大丈夫。
ちなみに遅くても良くないです。
期間としては3月〜5月が一番望ましく、その理由には蜜蜂たちの分蜂(巣分かれ)の時期を狙うからです。
分蜂とは
春になると巣箱のなかでは新しい新女王蜂が誕生します。
この新女王蜂が生まれるタイミングで、今まで群れを支えてきた女王蜂は新女王蜂に巣箱を譲り巣箱内にいる半分ほどの働き蜂を連れて新居を求めて旅立ってしまいます。
時期としては、2月の終わりから3月初め頃、九州の方からはじまり次第に東側へ広まっていき最後は本州の最北端まで広まっていき、3月から5月いっぱいは分蜂シーズンとなります。
※沖縄と北海道には日本蜜蜂は生息していません。
分蜂は一つの群れで複数回起こります。
第1分蜂からはじまり、第2、第3と続いていきます。前述でも述べたように分蜂すると約半数の働き蜂を連れて行ってしまうので、回数を重ねれば重ねるほど蜂の数は小さくなっていきます。
これが、蜜蜂の巣分かれ分蜂となります。
ちなみに私が住んでいる静岡県はだいたい4月中旬ころからGW明け頃までになります。
設置場所
設置場所について
良い場所
- 大きな木の根元
- 森の入口や木々がたくさんある場所の入口
- 建築物の近く
- 崖の上などの見晴らしの良い場所
良くない場所
- 風が強く当たりすぎる所
- 日が強く当たりすぎる所
- 住宅街(近所迷惑の原因)
都道府県への届け出
蜜蜂を飼育するには「届け出」が必要になります。
2018年頃から趣味で始める養蜂も届け出が必要となりました。
この届け出が面倒になりがちなのですが、書類は提出するだけで、その後のやり取りは毎年同じように更新手続きの他は特にありません。
私は拒否されたことも一度もなく、市をまたいだとしても問題なく大丈夫でした。
こちらを蜜蜂の飼育を始める前に届けてもよいですし、飼育を初めてから一月以内でしたら大丈夫です。
なお、前述でも述べたようにこちらの届け出は年のはじまりには必ず更新しなければいけません。
まぁ、提出するだけなんで面倒くさがらずに届け出しましょう!
ちなみに、こちらの書類を提出すると地方の農薬散布時期の通知が来るので、農薬散布時期がわからない人には助かると思います。
まとめ
なるべく日陰がよく多少日当たりが良い場所ができしています。
出入り口に邪魔するものがなく、巣箱のすぐ近くに目立つものがあったりするとよいでしょう。
森の中や竹藪のような囲まれすぎているようなところは避けましょう。
そして、よく初めてやる方がやりがちなのが庭やベランダの設置。
これはおすすめしません。蜜蜂が来ないわけではないですが、住宅街で養蜂をしてしまうと日中蜜蜂たちがたくさん舞う事があるので、近所の方々を怖がらせたりするのでやめましょう。
あとは、書類申請をしないで勝手に巣箱の設置をするのは法に触れてしまうのでやめましょう。
こういったことを除けば大丈夫かと思います。
次回は入居率アップのための道具紹介。
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