日本蜜蜂の飼育日誌|12月7日 希望の群と冬越しの準備

フローハイブ

みなさん、こんにちは。「週末ファーム」のブログへようこそ!
今年もいよいよ12月に入り、蜂場の様子もすっかり冬支度。今回は「希望の群」の様子を見守りつつ、日本蜜蜂の冬越しについてお話ししたいと思います。初心者の方にも分かりやすく、日本蜜蜂の飼育の魅力を自然環境とともにお伝えしていきます。


1. 蜂場訪問の記録|12月7日の状況

訪れた日:12月7日
気温:14℃
天気:晴れ
時間:16:50
群の名前:希望の群

この日は夕方、蜂場に足を運びました。冷え込みが厳しくなってきたこともあり、普段の賑やかな出入りも少なく、巣箱周辺は静かな空気に包まれていました。

日本蜜蜂にとって寒さは越冬を左右する大きな壁です。巣門の管理もこの時期ならではの工夫が必要になります。


2. 出入り口の限定|巣門管理のポイント

私が管理している巣箱の巣門は四面巣門+1になっていますが、寒さを考慮して4面の出入り口を封鎖しました。実は、自作した巣箱には巣門を閉鎖する仕様があることに最近気づいたのです(笑)。

これが夏仕様で

ひっくり返すとストッパー部分がピッタリと門を塞ぎます。

これで、だいぶ風の通りを減らすことが出来ました。

巣門を狭くすることにはいくつかのメリットがあります。

  • 冷気の侵入を防ぐ:巣内の温度を保つために重要です。
  • 敵の侵入を防ぐ:この時期、スズメバチなどの外敵は少なくなりますが、油断は禁物。
  • 蜂たちのエネルギー節約:巣門が広いと外気が入り冷えるため、蜜蜂たちが余計な体力を消費します。

この日は、巣門を小さく調整した後、ミツバチたちの様子を確認しました。


3. 希望の群の元気な姿|越冬に向けて

巣箱の床板をスライドし、そっと巣内を覗いてみると…
そこには元気な蜂たちの姿がありました!

冬に入ると、ミツバチたちは「蜂球」を作り、体を寄せ合いながら巣内の温度を保ちます。
この時期に巣板が完全に見えず、蜂球がしっかり維持されている場合、経験上「越冬する確率は非常に高い」です。

日本蜜蜂と西洋蜜蜂の違い

  • 日本蜜蜂:越冬時に巣板を壊し、蜂球を維持しながら蜜を消費し、上へと移動します。
  • 西洋蜜蜂:巣板の間にとどまり、巣を壊さず越冬しますが、寒さが厳しいと外側の蜂が死んでしまうことも。

希望の群は、巣板が少しだけ見えている状態。これは日本蜜蜂ならではの「冬の光景」です。寒い中でも、彼女らは巣に籠り暖かくなる春を待ち続けます。その姿を見ると、こちらも思わず「頑張れー!」と声をかけたくなります。


4. 採蜜の振り返り|今年の成果と反省

今年は、FlowHiveを使った採蜜には残念ながら至りませんでした。原因を考察した結果、蜜源の枯渇が一番の要因ではないかと感じています。

実は、以前「FlowHiveとスノコの間が広すぎたのでは?」という考えが頭をよぎったこともありました。しかし、その後、FlowHiveに蜂たちが群がっている様子も確認できたため、構造の問題ではないと判断しました。

今年の採蜜状況まとめ

  • 希少な日本蜜蜂の蜂蜜は、限られた自然環境の中でしか採れません。
  • 採蜜ができなくても、蜂たちが元気でいてくれることが何よりの喜びです。

次の採蜜チャンスは「初夏の分蜂シーズン」です。それまで、蜂たちには元気に冬を乗り越えてもらいたいですね。


5. 蜜蜂と自然環境|養蜂の魅力

日本蜜蜂は「自然環境の守り手」です。彼らが花粉を運ぶことで、植物が受粉し、豊かな自然が維持されます。養蜂を続けていると、私たちも自然と共存していることを強く実感します。

養蜂の魅力ポイント

  1. 希少性:日本蜜蜂の蜂蜜は「幻のはちみつ」と称されるほど貴重です。
  2. 自然との共存:自然環境を大切にしながら蜜蜂を育てる喜びがあります。
  3. 記録日誌:蜂場を訪れるたびに日誌をつけ、季節ごとの変化や蜂たちの成長を感じられます。

初心者の方でも、一歩ずつ蜜蜂と向き合えば、自然養蜂の楽しさに触れることができるはずです。


6. まとめ|希望の群の今後に期待

「希望の群」は、寒い中でも力強く蜂球を形成し、順調な様子を見せてくれました。このまま冬を乗り越えてくれれば、私にとっても最高の年末となりそうです。

蜂たちの元気な姿を見守りながら、私自身もまた近々蜂場へ足を運びたいと思います。
養蜂は手間がかかるものの、その分、自然や蜜蜂とのつながりを感じられる素晴らしいものです。

次回の訪問では、さらに詳しい飼育状況や冬越しの工夫をお伝えする予定です。希望の群、そしてすべての日本蜜蜂たちが元気に春を迎えられますように。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
「週末ファーム」では、引き続き日本蜜蜂の魅力や飼育の楽しさを発信していきます。自然養蜂に興味のある方、ぜひ一緒に学んでいきましょう!

7. 週末ファームの蜂蜜、販売中!

私たち「週末ファーム」では、日本蜜蜂が自然環境の中で大切に育んだ貴重な蜂蜜を販売しています。
日本蜜蜂の蜂蜜は、その希少性と自然な風味から「幻のはちみつ」とも呼ばれ、口に含むと優しい甘さと濃厚な味わいが広がります。

季節や環境によって採れる量が限られていますが、その分、丁寧に採蜜し、品質にこだわり抜いた商品をお届けしています。

現在、オンラインショップ 「週末ファーム」(BASE)にて販売中です!
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ぜひ、この機会に自然本来の味をお楽しみください。

今後も「週末ファーム」をどうぞよろしくお願いいたします!


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